概 要
東京都染色工業協同組合とは
当組合は、染色に関する二部門からなる団体です。小紋会と浸染会は互いに協力し合いより活力ある団体となるべく情報交換・勉強会・親睦といった活動を行っております。
小 紋 会
主に型染(東京染小紋(江戸小紋)・江戸更紗・誂染め)
浸 染 会
無地染め(東京無地染・色見本「満開」の発行)
東京染色工業協同組合の概要
団体名称 | 東京都染色工業協同組合 | |
---|---|---|
所在地 | 〒161-0051 東京都新宿区西早稲田3-20-12 |
|
電話番号 | 03-3208-1521 | |
FAX | 03-3208-1523 | |
設立年月日 | 昭和22年5月5日 | |
資本金 | 組合出資金:29,929,000円 | |
法人格 | 団体根拠:組合法人(中小企業等協同組合) 組合員数: 15名 小紋会: 11名 浸染会: 4名 |
|
国指定伝統工芸士 | 東京染小紋(江戸小紋):12名 | 東京無地染(江戸小紋):3名 |
東京都指定工芸士 | 東京染小紋(江戸小紋): 6名 江戸更紗: 2名 東京無地染: 3名 |
※令和6年4月1日現在
商標マーク
「東京染小紋」は経済産業大臣指定伝統的工芸品の指定を受けており、「江戸更紗」
「東京無地染」は東京都伝統工芸品として認定されています。気品と粋を感じさせる「江戸小紋」も含め、これら部門の染め物は平成 18年度に導入された地域 産業活性化のための制度「地域団体商標登録制度」において、東京の地域ブランドとして登録されており、これらの商標表示がその証となっています。
東京染色工業協同組合の歴史
前身は明治42年
古老の話によると、太政官布告による組合設立許可があったと言う話も聞いていますが、現在の文献により立証できる正式なものは明治42年(1909年)が始まりです。東京更紗染同業組合設置申請が、時の農商務大臣男爵、大浦兼武に対して、明治42年3月1日に提出されました。6ヵ月後の8月24日に、農商務省指令第98号により東京更紗染同業組合設置の許可が下りました。
関東大震災を経て
大正12年9月1日、関東大震災で焼失し各地に分散して染色会(睦会)で結束していましたが、昭和5年東京絹布型染業組合を設立するも、昭和15年東京染物同業組合と合併後、昭和16年東京小紋小巾型付組合として、分離独立。しかし、半年で東京手工染色工業協同組合に強制統合されました。
終戦後、昭和22年GHQの命令により統制組合が解散、同年5月5日に現在の前身である東京都染物工業協同組合が設立されました。
それからの歩み
昭和22年5月5日に設立された東京都染物工業共同組合は、翌23年11月24日に東京都誂染色工業協同組合と改称され、誂染めの隆盛に多いに貢献しました。
昭和29年、現在も刊行されている、色見本帳「満開」の創刊をしました。
現在の東京都染色工業協同組合に名称が変更されたのは、昭和32年5月8日です。
昭和51年06月02日:
通産大臣指定伝統的工芸品「東京染小紋」の認定
昭和57年12月24日:
東京都知事指定工芸品「東京染小紋」の認定
平成03年08月15日:
東京都知事指定伝統工芸品「東京無地染」の認定
平成11年11月17日:
伝統的工芸品産業の進行に貢献、通産大臣より表彰